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百人一首
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味わいながら百人一首を覚える

百人一首の時代背景を理解する

 

百人一首にふれる

百人一首の時代背景を理解する

小倉百人一首は、鎌倉時代初期の公家・歌人である藤原定家が、古今和歌集から始まる勅撰和歌集からセレクトしたもの。現代からみると一緒くたになってしまうが、その歌が詠まれた年月は天智天皇から順徳天皇まで約600年にもおよぶ。現代に例えると、室町時代〜平成までの和歌を集めた壮大なセレクションになる。
小倉百人一首に入っている歌の時代背景を感覚的に把握するために、大まかな年表を作ってみた。
百人一首イラスト

小倉百人一首時代背景・年表



百人一首の時代背景は、日本語が確立されていく歴史でもある。

「万葉仮名」で記録された万葉集

万葉集は、漢文ではなく、片仮名の源流といえる「万葉仮名」を使用したことに意義がある。漢字で書かれてはいるけれど、「万葉仮名」というスタイルで、漢字の意味とは関係なく、「大和言葉」が漢字の音訓だけを借りて表記されている。つまり普通の話し言葉にそのまま漢字をあてはめている。そのため、方言の研究史料としても貴重な研究材料になっている。

文学作品に「仮名」を使用

「万葉仮名」が作られたとはいえ、当時は和歌より漢詩の影響の方が強かった。しかし905年に紀貫之が中心となり「古今和歌集」が編纂され、貫之が書いた「土佐日記」では仮名が使用された。これより、仮名(平仮名)による文学作品が発達するようになり、清少納言・紫式部などの仮名で表現した女流文学に大きな影響を与えた。

藤原定家の定めた定家仮名遣い

歌道の宗匠・藤原定家は「古今和歌集」などの歌集、「源氏物語」「伊勢物語」などの物語を書写し、注釈にも携わった。目的は、後の時代に子孫が読んでも、内容を正しく理解できるようにするためである。この時に定めた仮名遣いが、一般にも広まり、江戸・明治に至るまで使用されるようになった。「小倉百人一首」でも、万葉時代の歌を一部アレンジしている。


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